明治安田生命学資保険の返戻率を計算してシミュレーション【2020年版】他社との違いも徹底比較!

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、高返戻率な商品です。

プランは分かりやすく1つだけ。

18歳以降4年間毎年同じ額が受取れる「年金型」で、契約者が万が一の時には保険料が免除されます。

払込期間は10歳・15歳から選べ、短いほど返戻率が上がりますが、どのくらい違うのでしょうか。

高額割引を適用した場合の返戻率も併せてご紹介します。

明治安田生命を信頼しても大丈夫?

長年続く大手の保険会社

明治安田生命は1881年に創業され、130年以上続く大手の保険会社です。

2019年9月末現在では従業員は43,550名、本社は東京で全国の営業所は1,000店舗以上。

CMでもお馴染みの青いオリジナルキャラクター「ライトくん」や、「みんなの健活プロジェクト」で広瀬アリスさん・松岡修造さんのCMも見たことがある人はいるのではないでしょうか。

総資産は39兆円以上で、社会貢献活動も活発的です。

特に子どもの健全育成に力を入れているそう。

支払い余力は十分

どこの生命保険会社でもそうですが、保険料は死亡・入院等の発生率や予定利率などに基づき安全を見込んだ範囲内で設定しています。

なので万が一の事態でも、保険料に基づき積み立てている準備金で、保険金を支払う事ができるのです。

しかし想定外の大災害や株価の暴落等のような事態においては、会社の危険準備金・価格変動準備金・有価証券などの支払余力で対応をしなければいけません。

そういった余力を示すのが「ソルベンシー・マージン比率」。

これは保険行政法で定められていて、健全性の基準は200%ですが、明治安田生命の過去の比率は下表1の様になっています。

 

表1 明治安田生命ソルベンシー・マージン比率

決算年度 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
支払余力 983.7% 998.9% 990.2% 1040.1% 1017.5%

上表1より、年々ソルベンシー・マージン比率が上がっていて、2018年からソルベンシー・マージン比率は1,000%を超えていることがわかります。

万が一の事態でも、きちんと大切な資金を返してくれるという安心感が強いです。

外部からの評価

第三者の格付会社からも高い評価

明治安田生命は保険財務力・保険金支払い能力について、中立・公平な第三者機関の格付会社に定期的に評価を依頼し、下表2の評価を得ています。

 

表2 明治安田生命2019年5月1日時点格付け

格付会社 評価 評価内容

S&P
(スタンダード・プアーズ)

A 保険会社が保険契約債務を履行する能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境が悪化した場合、その影響をやや受けやすい。
R&I
(格付投資情報センター)
AA- 保険金支払能力は極めて高く、優れた要素がある。
JCR
(日本格付け研究所)
AA- 債務履行の確実性は非常に高い。
Moody’s
(ムーディーズ)
A1 中級の上位と判断され、信用リスクが低い債務に対する格付。

各社の評価は「AAA」~「D」。加えて「+」や「-」数字などが用いられます。

これは会社の収益力・財務状況など、さまざまな観点からの総合的評価です。

上表2より、明治安田生命は世界的な格付け会社を含め、各社から高評価を得ていることがわかります。

対応は最高の三ツ星

ITサポートサービスにおける、世界最大の団体「HDI」の日本拠点「HDI-Japan」。

その「HDI-Japan」主催の2018年「HDI格付けベンチマーク」において、明治安田生命は「Webサポート格付け」および「問合せ窓口格付け」で最高評価の『三ツ星』を獲得しました。

「HDI格付けベンチマーク」では、業務内容や対応をHDIの国際基準に基づいて評価します。

認定された専門家と公募の一般審査員によって、星の数で評価は4段階です。

 

表3 明治安田生命2018年「HDI格付けベンチマーク」評価内容

部門 評価内容
Webサポート
格付け
シンプルにまとめられており、見つけやすく、役立ち情報も多く、使いやすい。連絡先は分かりやすく、混み合う時間帯、高齢者向け窓口もある。担当者もWebと連携したサポートができている。
問合せ窓口
格付け
前向きなサポート姿勢があり、明るい接し方で相談しやすい。話をよく聞いてくれて、手順はとてもスムーズで、丁寧な対応。

上表3より、万が一の時や分からないことがあっても、問い合わせ窓口で親切に対応してくれるという安心感がありますね。

明治安田生命の口コミは?

評価が良い口コミ

明治安田生命の評価が高い口コミでは「保障内容が手厚い」・「特約が数多くあり、自分に合った保険を組み立てることができる」・「貯蓄性が高い」といった声がありました。

明治安田生命の他の商品でも保障内容が手厚いものや、貯蓄性が高いものがあります。

数多くある特約をつけることで、自分にぴったりの保険を見立てることができます。

評価が悪い口コミ

一方で、明治安田生命の評価が低い口コミでは「クレジットカードの利用ができない」・「年齢が上がるにつれて保険料が上がる」といった声がありました。

昨今、行政によるキャッシュレスが進み、クレジットカードの支払いでポイントを貯めるという人はさらに増加しています。

明治安田生命では、2020年3月時点だとまだクレジットカードでの支払いは対応していません。

クレジットカードが利用出来ないのは残念ですが、そういったポイントはあくまでおまけ。今後対応してくれる可能性に期待しましょう。

また年齢が上がるにつれて保険料が上がってしまうのは仕方がない事。

保険料の平等性を考えると、高齢なほど病気や怪我のリスクが上がるので、ハイリスクな人とも保険料が同じという商品は保障内容が手薄な場合もあります。

明治安田生命では毎年保障内容を見直してくれるので、保障内容を少し軽くすることで、払込料金を抑えることが可能です。

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」ってどんな商品?

18歳からの年金型

プランはたった1つ

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、プランがたった1つ。

子どもが18歳以降、毎年4年間積み立てた保険料から、下表4のように「教育資金」を受け取ることができます。

 

表4 教育資金受け取り時期と金額

受取年齢 基準保険金額 基準保険金額70万円の場合
満18歳 100% 70万円
満19歳 100% 70万円
満20歳 100% 70万円
満期21歳 100% 70万円
合計 400% 280万円

上表4の「受取年齢」は契約した日から数えた子どもの年齢で、10月1日時点で「受取時期」の年齢に達していると、教育資金を受け取れます。

ただ、希望によっては17歳からでも受け取ることが可能です。

なのでAO入試や推薦入試などの試験で合格して、早めに入学金を支払う必要がある場合でも確実に支払いが間に合います。

また明治安田生命では保険満期間までの教育資金を「教育資金」、満期に受取る教育資金を「満期保険金」と表記されていますが、この記事内での表記どちらも「教育資金」です。

受け取り金額は契約時に設定する、「基準保険金額」に上表4の%を乗じた額となります。

以前は「Ⅱ型」があった

明治安田生命では、2017年4月2日まで「Ⅰ型」・「Ⅱ型」というプランがありました。

その違いは保障内容。「Ⅰ型」では現在も残っていて、契約者が万が一死亡もしくは高度の障害状態になった場合に、以後の保険料が免除されます。

「Ⅱ型」はそれに加えて契約者が癌(悪性新生物)になった場合にも、保険料が免除されました。

コミュニケーションセンターによると、今のところ、復活の予定はないそうです。

「基準保険金額」とは?

上限は75万円まで!

明治安田生命における「基準保険金額」とは、受取る「教育資金」の基準となる金額の事です。

最低設定金額40万円から最大75万円まで、5万円単位で細かく決められます。当たり前かもしれませんが、子ども1人に対して1契約まで。

つまり最大基準保険金額75万円ということは、4年間×75万円=300万円までしか積立てる事はできません。

資金的余力がある人は、後項で説明しますが年払や前納などによってより返戻率を上げるという手段もあります。

設定した「基準保険金額」・子どもの年齢・契約者の年齢と性別によって、月々の払込保険料が決まりますが、「月々の保険料」を決定して「基準保険金額」を決めることも可能です。

契約者の年齢が若く女性である方が病気や怪我のリスクが低いので、保険料の平等性を測るという理由から、保険料は安くなります。

また子どもの年齢が低い方が、長く保険料を払うことができるので、月々の保険料を抑えることも可能です。

また契約中に月々の保険料を減額することはできますが、増額することはできません。

減額によって基準保険金額が小さくなった場合、保険料割が高になることもあります。

「高額割引」制度がある

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、「基準保険金額」が70万円以上であれば基準保険金額10万円当たり30円が割り引かれる、「高額割引」制度があります。

設定できる最大基準保険金額が75万円なので、70万円の設定でも、75万円の設定でも割引金額は変わりません。

30円の割引では少ないように感じますが、例えば基準保険金額を70万円とした場合、月当たり210円割引され、1年で2,520円も保険料が安くなります。

【計算式】70万円÷10万円×30円=210円×12ヵ月=2,520円

 

もちろん、割引を気にしすぎて月々支払うのが困難な額に設定してしまわないよう、気をつけなくてはいけません。

「教育資金」の受取方法

10月1日以降受け取る事ができる

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の「教育資金」は、契約した日から数えて所定の年数に達した後の10月1日以降に受け取ることができます。

9月上旬ごろ契約者に「教育資金請求書」が送られてくるので、下旬までに記入・押印して返送すれば完了です。

最近ではAO入試や推薦入試で合格した場合、年内に入学金を振り込まなければいけない学校もあります。

明治安田生命の学資保険の場合、前年の10月か当年の10月までに受取れて、いつ契約しても確実に間に合うので安心ですね。

すえ置で利息を付ける!

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の「教育資金」・「満期保険金」はすえ置きすることができます。

「すえ置」とは、期日に達して一度支給された「教育資金」を受取らず、保険会社にそのまま預けることです。

明治安田生命では、基本的には自動ですえ置となり、契約者から請求があれば1,000円単位で引き出すことができます。

期限は満期日より5年。利率は年0.01%ですが、1年未満で引き出した場合はこの利息は付かないので注意して下さい。

ちなみに2020年3月時点のイオン銀行の普通預金の金利は0.001%でした。

つまり不必要であれば、明治安田生命にすえ置きされていた方が、少しでも多く利息がつきます。

本当に必要な時まですえ置きして、少しでも利息が付くのは嬉しいですね。

保険料の免除と死亡給付金

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、契約者が万が一死亡や高度の障害状態になった場合、以後の保険料は免除されます。

以前は「Ⅱ型」というプランがあり、契約者が癌になった場合でも保険料が免除になるという商品もありました。

2020年3月現在ではその取扱いがなく、低金利な経済状況を抜け出さない限り復活は厳しいでしょう。

保険料が免除になった場合、子どもは予定していた「教育資金」をきちんと受け取ることが可能です。

また、契約期間中に万が一子どもが死亡した場合は「死亡給付金」が支払われます。

「死亡給付金」の計算は次のようになりますが、簡単に言えば積立てた保険料が、そのまま返ってくるということです。

「死亡給付金」が支払われると同時に、契約は消滅します。

【計算式】「月掛保険料相当額 」×「 経過年月数」-「既に受取った教育資金の合計額」もしくは「子どもが死亡した日の積立金相当額」のいずれか大きい方の金額

 

24時間無料相談サービス

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、保険加入者に限り24時間無料で妊娠・育児に関することの電話相談サービスを無料で利用することができます。

看護師や保健師などの専門家から、子どものけがや病気など、様々なことに対するアドバイスがもらえるのはありがたいですね。

保険料の払込について

保険料の払込方法

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、保険料の払込は下表5のような方法が可能です。

 

表5 明治安田生命の保険料払込方法

払込経路 方法
口座振替扱い 毎月27日に指定の口座から保険料が引き落とされる。
送金扱い 払込取扱票でゆうちょ・銀行・コンビニエンスストアで払い込む。
店頭扱い 払込経路の変更中・前納のみ営業所・支店・本社で保険料を支払うことができる。

上表5より、基本的には口座振替か送金が支払う方法となります。

支払経路の変更は担当者・営業所・支店・本社で手続きが可能です。

また、上表5をみて分かる通りクレジットカードでの支払い扱いはありません。

クレジットカードが利用できるのは初回の10万円以下の保険料のみです。

今後出来るようになるかもしれないので、希望する場合は担当者にその旨を伝えておくと教えてくれる可能性があります。

保険料の払込期間は10歳か15歳まで

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、契約時の子どもの年齢によって下表6のように選ぶことができます。

 

表6 明治安田生命の学資保険「つみたて学資」払込期間

子どもの年齢 0~1歳 2~6歳
保険料払込期間 10歳、15歳 15歳

上表6より、契約時の子どもの年齢によっては、10歳までが選択できないので注意して下さい。

払込期間が短いほど返戻率はより上がり、早めに支払が終わることで家計の負担も短期間で済みます。

ただ、一度決めた払込期間は変更することができないので注意してください。

保険料の払込回数

前項より、どの保険料払込期間を選んだ場合でも、下表7のような払込回数の選択が可能です。

 

表7 明治安田生命の保険料払込回数

払込回数 支払期日
月掛 毎月1回 当月の1~末日までに支払う
新半年掛 半年に1回 半年分の保険料を、半年単位の契約応当日が属する月の1~末日までに支払う
新年掛 1年に1回 1年年分の保険料を、1年単位の契約応当日が属する月の1~末日までに支払う

上表7より家計の状況で、その都度払込回数を選択することが可能です。

また「前納」にすると、多少の割引が適用されより返戻率は上がります。

家計の状況をみながら、様々な払込が出来るのはいいですね。

「全期前納(前払い)」利用で最高返戻率に

「前納(前払い)」とは、保険会社に保険料をまとめて預けるという形でお金を払い、保険会社が保険料に毎月充当していくという払込方法のことです。

前納された保険料のうち、所定の期間を超える部分は明治安田生命の所定の利率を付けて、積み立ててくれます。

明治安田生命の「主な利率一覧について」によると、2019年12月2日以降の「前納」の利率は年0.06%でした。

万が一保険料の払込免除という事態になって、前納金が残っていた場合、残額分は返金されます。

前納すると保険料の割引が適用されますし、資金に余裕がある場合は利用してみても良いですね。

ただし、「前納」をするうえで注意しなければいけないことが、2つあります。

1つめは「口座振替」の利用はできず、「送金扱い」もしくは「店頭扱い」でなければいけないということ。

もし契約時に「口座振替」にしている場合は、「送金扱い」に変更するか店頭に足を運ばなくてはいけません。

2つめは、一度前納したお金は自己都合による払戻はできないということです。

契約の消滅や保険料払込免除事由が発生した場合でない限り、一度前納したお金を返してもらうことはできません。

契約時に保険料を全期間分(全期)前納すると、最大の割引が適用され、明治安田生命においての最高返戻率となります。

「一括払い」や「一時払い」の場合は払い込んだ当年分だけが生命保険料控除の対象となりますが、「前納」の場合は払込満期間まで毎年生命保険料控除の対象となるので、「全期前納」扱いがあるのは嬉しいですね。

明治安田生命学資保険「つみたて学資」の口コミ

高評価だった口コミ

高評価の口コミでは「受取率が高い」・「企業として安心できる」・「少額からでも積立てられる」・「様々な割引がある」という声がありました。

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、返戻率が高く、最低基準保険金額が50万円から設定できるので、少額からでも積立することが可能です。

保険会社としては大手で、130年以上の歴史を持ちます。

基準保険金額や払込期間、払込回数など様々な方法での割引があり、それらを利用するとさらに返戻率が上がるので、貯蓄重視の人にオススメの商品です。

低評価だった口コミ

一方で低評価の口コミでは「担当者の対応が悪かった」・「プランはシンプルで分かりやすくて良いのだが、年金型以外の商品があればもっと良かった」・「保障内容が手薄」という声がありました。

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、シンプルな年金型のプランのみ。

他社でもそうですが、教育資金を毎年受取る年金型であれば保険会社の資金運用に余裕があるので、高返戻率を実現できます。

年金型以外の学資保険商品は他社でも多く見られますが、その分低返戻率。

受け取り方法を選ぶか、返戻率を選ぶかは悩むところですね。

また、同じような理由で貯蓄に特化すると保障が手薄になり、保障に特化すると貯蓄が手薄になるのは仕方がない事です。

自分たちはどのようにしたいのか、契約前によく話し合っておきましょう。

そしてもし担当者と合わないなと思ったら、コミュニケーションセンターにその旨を伝えて変更してもらいましょう。

明治安田生命の品質対応はHDI‐Japanでも最高の三ツ星を獲得しているので、安心してお願いすることができます。

契約するには?

祖父母でも契約できる

契約者の年利幅は狭いので注意!

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の加入条件は、下表8の様になっています。

 

表8 明治安田生命の学資保険「つみたて学資」加入条件

契約者の年齢 18~45歳 18~40歳
子どもの年齢 0~1歳 2~6歳

上表8より、子どもの年齢によって契約者の年齢条件が決まります。

この年齢の範囲内であれば、祖父母でも契約することが可能です。

子どもが産まれる前でも契約ができる

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、子どもが産まれる140日前(おおよそ妊娠6ヵ月頃)からでも契約することが可能です。

契約した時点で子どもの年齢は0歳と設定し、保険料の払い込みが始まるので、実際の子どもの誕生日より早く保険料払込期間・満了期間が終了します。

早く満期が終了してしまうのはデメリットのように感じてしまうかもしれませんが、出生前加入には実は多くのメリットがあるのです。

まず万が一子どもが流産・死産等により出生しなかった場合保険料は返金されますし、出生前でも契約者が死亡した時は以後の保険料が免除となります。

また一番大事なのは出産前の方が心身の余裕があり、保険についてゆっくり検討・契約することが可能です。

契約時に告示義務があります

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、契約時に契約者の健康状態と職業について告示する必要があります。

過去の傷病歴・現在の健康状態・身体の障害状態・職業などの告知項目について、事実をありのままに正確に申告しましょう。

万が一事実と違う告示をした場合、契約は途中で解除され、支払った保険料も返金されません。

これらは保険料負担の公平性を保つために、絶対に必要なこと。

契約者に持病があったり危険度が高い職業に就いている場合、契約ができない、もしくは条件付きでの契約となる場合もあります。

「つみたて学資」の返戻率(受取率)は?

返戻率(受取率)って?

明治安田生命では「受取率」と表記されていますが、多くの保険会社では「返戻率(へんれいりつ)」と表記されます。

返戻率(受取率)とは、払込保険料の累計額に対する、満期までの受取総額の割合のことです。

「%」で表され、計算式は次のようになります。

返戻率(%)=受取総額÷払込保険料総額×100(小数点第2位以下切り捨て)

 

返戻率が100%以下ということは支払った額より受取る額が少なく、100%以上ということは支払った額より受取る額が多いということです。

マイナス金利政策以降、どこの保険会社も返戻率は低くなりました。

学資保険商品の販売を中止してしまった会社も、少なくはありません。

そんな中で高返戻率を実現できている明治安田生命は、優秀な会社といえるのではないでしょうか。

「割引なし」で返戻率をシミュレーション

シミュレーション条件(割引がない場合)

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」に加入した場合の、返戻率のシミュレーションを行ううえで、まずは下表9のようなシミュレーション条件を決めます。

 

表9 加入シミュレーション条件

商品名 つみたて学資
保険期間/払込期間 満期21歳/10歳まで
子どもの年齢 0歳
基準保険金額 50万円
合計受取金額 200万円
合計受取金額内訳 18歳から満期の21歳まで4年間毎年50万円

50万円×4年間=200万円

【18歳から満期の21歳まで毎年基準保険金額の100%】

上表9において、教育資金のすえ置き利息分はその都度変わるので考慮しないものとします。

前項で「基準保険金額」が70万円以下の場合は割引がないという事を説明しました。

まずは割引がない状態での返戻率をみてみましょう。

シミュレーション結果(割引がない場合)

前項「シミュレーション条件」においての返戻率は、下表10のようになります。

 

表10 シミュレーション結果(割引がない場合)

上表10より、契約者の年齢よりも、保険料払込期間の方が返戻率に影響していることが分かります。

払込期間が短いほど、より高い返戻率になりますね。

一番条件が不利であろう40歳男性・払込期間15歳まででも、35,000円もプラスになります。

基準保険金額による割引が無いにも関わらず、高返戻率です。

「割引あり」で返戻率をシミュレーション

シミュレーション条件(割引がある場合)

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」に加入した場合の、返戻率のシミュレーションを行ううえで、まずは下表11のようなシミュレーション条件を決めます。

 

表11 加入シミュレーション条件

商品名 つみたて学資
保険期間/払込期間 満期21歳/10歳まで
子どもの年齢 0歳
基準保険金額 75万円
合計受取金額 300万円
合計受取金額内訳 18歳から満期の21歳まで4年間毎年75万円

75万円×4年間=300万円

【18歳から満期の21歳まで毎年基準保険金額の100%】

上表11において、教育資金のすえ置き利息分はその都度変わるので考慮しないものとします。

前項で「基準保険金額」が75万円以上の場合は、基準保険金額10万円当たり毎月の保険料が30円割引があるという事を説明しました。

割引が適用されている状態の返戻率をみてみましょう。

シミュレーション結果(割引がない場合)

前項「シミュレーション条件」においての返戻率は、下表12のようになります。

 

表12 シミュレーション結果(割引がある場合)

上表12より、割引がない場合と同様契約者の年齢よりも、保険料払込期間の方が返戻率に影響していることが分かります。

払込期間が短いほど、より高い返戻率になりますね。

返戻率比較

前項までで割引がない場合とある場合で、返戻率をシミュレーションしました。

それぞれの返戻率のみを下表13で比較してみましょう。

 

表13 割引の有無による返戻率の比較

上表13より、高額割引が適用され返戻率に特に影響を与えるのは、払込期間が15歳までの場合です。

結果的に受取総額に100万円の差がありますが、月々の保険料の差額はそんなになく、家族の外食を2回我慢する程度。

払込期間を短くしたり、高額割引を適用したり、様々な方法で返戻率を上げることができます。

公式ホームページで試算ができる

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、ホームページ上で保険料の試算ができます。

「明治安田生命つみたて学資」のページにいくと、右上に契約者の性別・年齢、子どもの年齢を入力フォームが。

受取総額200万円と300万円の場合しか試算できませんが、おおよその金額を知ることができます。

「受取総額」や「払込回数」を変えた場合の受取率や保険料が気になる人は、コミュニケーションサポートで相談してみて下さい。

【コミュニケーションサポート】0120-662-332 月曜~金曜:9:00~18:00 土曜日:9:00~17:00

他社との比較

商品概要・特徴の比較

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」を、他社の貯蓄重視の商品と比較してみました。

 

表14 JA共済の学資保険「こども共済」を貯蓄重視の商品と比較

上表14の「プラン数」より、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」が一番シンプルということが分かります。

また「割引制度」より、割引制度があるのは明治安田生命・日本生命・フコク生命の3社のみです。

割引制度の比較

3社の割引制度を下表15にまとめてみました。

 

表15 割引制度がある学資保険

社名 商品名 制度名 内容
明治安田生命 つみたて学資 高額割引 基準保険金額70万円以上で10万円当たり30円割引。
日本生命 ニッセイ 学資保険 保険料単価 基準保険金額が70万円以下、70~100万円、100万円以上の3段階で異なる。
フコク生命 みらいのつばさ 兄弟割引 1人目の兄弟の契約期間中、2人目の契約が基準保険金額10万円につき10円割引。

上表15より、日本生命の割引制度は契約内容によって値段が異なります。

日本生命において基準保険金額が70万円以上の場合は、中段の第二段階までしか割引がされません。

フコク生命の場合は、1人目の契約が終了してしまうと2人目の割引は無くなってしまいますし、基準保険金額10万円当たり10円しか割引されないのです。

一番割引がされやすく、期間が長く続くのは明治安田生命の「高額割引」であるという事が分かります。

返戻率比較

祝金型と年金型商品の返戻率を比べると年金型の方が高くなります。

これは年金型の方が保険金を受取る時期が遅い為、保険会社の資金運用が長くできるからです。

明治安田生命の学資保険は年金型なので、前項の上表14中に挙げた商品の中で、年金型商品との返戻率の比較を下表16・17に行いました。

 

表16 年金型商品返戻率比較【払込期間10歳まで】

 

表17 年金型商品返戻率比較【払込期間15歳まで】

上表16・17より、他社商品との積立金額や払込期間が多少異なるので一概には言えませんが、明治安田生命の返戻率は高い方であるということが分かります。

ただあまり細かく返戻率を気にしすぎるよりも、教育資金の受取時期や金額、他サービスで決めることの方が重要です。

加入すると税金が控除される

年末調整・確定申告で申告

申請方法

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は「生命保険料控除」の対象です。

「生命保険料控除」とは、1月~12月までに支払った年間合計の生命保険料によって、所得税と住民税が一定額控除されるという制度のこと。

なので「前納」であれば保険会社にお金を預けたという形になるので、払込期間まで毎年控除の対象となります。

しかし一方で「一時払い」・「一括払い」の場合、既に支払ったということになるので支払った年のみが控除の対象となり、翌年以降は控除されません。

控除を受ける場合は、会社の年末調整または確定申告の際に申告すれば大丈夫。

申請書に必要事項を記載し、明治安田生命から送られてくる「生命保険料控除証明書」を添付して提出してください。

「生命保険料控除証明書」は、10月中に順次郵送されます。届いたら大切にとっておきましょう。

「控除証明書」再発行の手続き

控除申請の時に必要な「生命保険料控除証明書」。

万が一早めに必要だったり、なくしてしまったり何かの手違いで届いていない場合は、再発行の手続きをしましょう。

再発行は①インターネット・②担当者・③問い合わせ窓口の3つの方法が可能です。

①のインターネットの場合は郵送か電子での再発行か選べます。

②・③を含めた郵送の場合は10日前後かかるので、申告に間に合うよう、余裕をもって手続きをしましょう。

控除額の計算方法

所得税の控除額は?

年末調整や確定申告で申請すると、所得税と住民税が控除されます。

国税庁の「所得税の生命保険料控除」によると、2012年以降控除の適用制度が変わりました。

契約時期と支払金額によって下表18のように所得税の控除額が計算できます。

 

表18 所得税の生命保険料控除額算出

契約区分 年間合計支払保険料額 所得税控除額
2011年12月31日

以前の契約

(旧契約)

~25,000円 支払保険料等の全額
25,000円~50,000円 支払保険料等×1/2+12,500円
50,000円~100,000円 支払保険料等×1/4+25,000円
100,000円以上 一律50,000円

2012年1月1日

以降の契約

(新契約)

~20,000円 支払保険料等の全額
20,000円~40,000円 支払保険料等×1/2+10,000円
40,000円~80,000円 支払保険料等×1/4+20,000円
80,000円以上 一律40,000円

上表18より、学資保険以外の生命保険に支払っている金額の合計額によって控除額が決まりますが、上限4~5万円です。

学資保険に対して月1万円近く支払っていれば、所得税は上限まで除額されるということが分かります。

住民税の控除額は?

各自治体の「住民税の生命保険料控除」によると、年間合計支払保険料額によって下表19の計算方法で住民税の控除額分かります。

住民税の控除額も所得税の控除と同様、契約時期と金額によって異なるので注意してください。

 

表19 住民税の生命保険料控除額算出

契約区分 年間合計支払保険料額 住民税控除額
2011年12月31日

以前の契約

(旧契約)

~15,000円 支払保険料等の全額
15,000円~40,000円 (支払保険料等×1/2)+7,500円
40,000円~70,000円円 (支払保険料等×1/4)+17,500円
70,000円以上 一律35,000円

2012年1月1日

以降の契約

(新契約)

~12,000円 支払保険料等の全額
12,000円~32,000円 (支払保険料等×1/2)+6,000円
32,000円~56,000円 (支払保険料等×1/4)+14,000円
56,000円以上 一律28,000円

上表19より、これも所得税と同じく学資保険に対して支払っている保険料と、他の生命保険料との合算となり、上限は28,000~35,000円です。

学資保険に対して月1万円近く支払った場合、上限まで控除されます。

「受取人」の違いによる「税金」の違い

「契約者」=「受取人」がおすすめ

契約時、「契約者」・「被保険者」・「受取人」を決める必要があります。

それぞれ「契約者」は保険料を支払う人、「被保険者」は子ども、「受取人」は「教育資金」を受け取る人です。

子どもの為の保険だから「受取人」=「子ども」が連想されると思いますが、これは誰でも大丈夫。

受取人の違いによって「教育資金」を受け取った時に発生する税の扱いが、下表20の様に異なります。

 

表20 受取人の違いによる税金の違い

受取人 受取方法 扱い 税金
契約者 所定の年齢時に受け取る「祝金型」 一時所得 所得税
一定の年齢以降毎年受け取る「年金型」 雑所得
契約者以外 どの場合においても 贈与 贈与税

上表20より、受取人と受け取り方によって税金の扱い方が3種類あるということが分かります。

受取人を契約者にした場合、最終的に支払う必要が出てくる税金は「所得税」ですが、「扱い」によって計算方法が異なります。

多くの場合「受取人」=「契約者」にしたほうが節税対策になりますが、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の場合、「受取人」=「契約者以外」にした方が税金を支払う心配は要りません。

その理由を詳しくみていきましょう。

「一時所得」の場合

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」には、所定の年齢になったら「教育資金」を受取る「祝金型」はありません。

なので、以下は余談として説明します。

教育資金の受け取り方法が、子どもが所定の年齢に達したとき一括で支給される「祝金型」で、「受取人」を「契約者」と同じだった場合。これは「一時所得」の扱いとなります。

国税庁の「一時所得」によると、受取った教育資金に対して「一時所得」=「受取る金額」-「支払った金額」-「50万円の控除」という計算がされ、残った金額が課税対象です。

つまりは利益分が50万円以上でない限り、税金を支払う必要はありません。

他社の返戻率が高い学資保険でも、利益分を50万円以上にするにはかなりの額を積み立てる必要があります。

仮に返戻率が105%であった場合、50万円の利益を出すには1,000万円以上の積み立てが必要です。

【計算式】1,000万円×105%=1,050万円

 

「雑所得」の場合

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、所定の年齢に達すると4年間毎年「教育資金」が支給されるので、受け取り方法は「年金型」に当てはまります。

「受取人」を「契約者」と同じにすると、受け取った教育資金の扱いは「雑所得」です。

「雑所得」の計算式は次のようになります。

「雑所得」=「受取金額」-「受取金額」×(「総支払保険料」÷「総受取学資年金額」)

 

つまりは、受取る金額に対していくら支払ったか、いくら利益を得ているか。

その利益分が課税対象となります。

「一時所得」にあった50万円控除が「雑所得」には無いのが、大きな違いです。

契約者がサラリーマンなどの「給与所得者」であれば、20万円までは課税対象外となります。

一時所得と同様で、全4回に分けた教育資金において1回につき20万円以上の利益を得るには、今の明治安田生命ではできません。

設定できる最大基準保険金額が75万円までなので、前納をして返戻率を上げても、利益分が20万円以上はいかないのです。

ただし、契約者が「自営業」であった場合は、全額が課税対象なので注意してください。

「贈与税」の場合

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」において「受取人」を配偶者や子どもといった契約者以外にすると、「贈与税」という扱いになります。

これには教育資金をどのような方法で受け取っても関係ありません。

国税庁の「贈与税がかかる場合」によると、贈与税は「贈与税」=「その年の1月1日から12月31日までに受取った金額」-「110万円の控除」という計算がされ残った額が全額課税対象です。

そこからさらに、受取人の年齢や血縁関係によって支払うべき税金額が計算されます。

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」において、一回に受取る金額を110万円以上にすることはできません。

基準保険金額の設定が、最高75万円までしかできないからです。

なので、「受取人」=「契約者以外」にした方が節税対策になるという事がわかります。

「つみたて学資」4つのメリット

①高返戻率である

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、他社と比べても返戻率が高い商品です。

特に返戻率に影響を与えるのが払込期間なので、契約者の年齢が多少高くても挽回できます。

また、基準保険金額を70万円以上にすることで適用される「高額割引」は、払込期間が長い方がより効果を発揮。

「返戻率はあげたいけど、毎月の支払いを抑えたい」という人には、そういう方法で高返戻率を叶えることが可能です。

自分で貯金するよりもお金を貯めることができるので、貯蓄重視の人にはおすすめします。

②万が一の保障が付いている

契約者の保障

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、万が一契約者が死亡・もしくは高度の障害状態になった場合、以後の保険料は免除。

子どもは「教育資金」を予定通り受け取ることができ、残された家族に資金を残すことができます。

高返戻率だけでなく、心強い保障もしっかりついているのは、本当にありがたいですね。

子どもの死亡保障

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、保険期間中に万が一子どもが死亡した場合、「死亡給付金」が支払われます。

「死亡給付金」は支払った金額から受け取った金額を差引くので、結局は支払った金額がそのまま帰ってくるということ。

利益を得る訳ではありませんが、損はしません。

③払込期間が選べる

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は保険料の払込期間が、10歳か15歳から選ぶことができます。

10歳までにした場合、返戻率は上がり、家計への負担も短くて済みます。

15歳までにした場合、細く長く保険料を支払うことで、毎月の支払金額を抑えることが可能です。

払込期間を15歳までにしても、基準保険金額を75万円以上にすることで「高額割引」が適用され、高返戻率になるので安心してください。

ただ、一度設定した払込期間の変更はできないので、無理はしないようにしましょう。

「つみたて学資」4つのデメリット

①保障に特化してない

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、貯蓄重視の商品。子どもが怪我や病気で入院や手術をした場合に給付金がでる「医療保障」や、契約者に万が一の事があった時に毎年子どもにお金が支払われる「育英金制度」もありません。

どちらも特約としてつけることもできないので、そういった保障を求める場合は、別で保険に加入する必要があります。

他社では「医療保障」や「育英年金制度」が付けられる学資保険もありますが、基本的には支払った保険料より受け取る保険金の方が少なくなってしまうので、どちらを取るのかは難しいところ。

保障重視の人にとって、保障に特化してない「つみたて学資」は向いていない商品です。

②配当金制度がない

「配当金制度」とは、会社の経営状況によって、5年ごとに分配金が支払われる制度のことです。

これは社会情勢や経営状態によって異なり、必ずもらえる約束されたお金ではなく、おまけのようなも

の。他社ではよくみられるこの制度ですが、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」には配当金制度は付いていません。

おまけが付いていないのは少し残念のような気もしますが、明治安田生命では配当金制度を設けないことで、高返戻率を叶えています。

また近年の社会情勢では、どこの会社も配当金がほとんど払えず20年近く積み立てたとしても、数千円程度しかないそう。

配当金制度が無い分、高返戻率となっているのなら、仕方がない事ですね。

③毎年同じ金額が支給される

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、18歳以降4年間毎年基準保険金額の100%が支給されるプランのみです。

学資保険を頼りに子どもの大学の入学金・授業料などを支払うつもりでいる場合、4年間同じ額が支給されるので、入学金の時家計は少し苦しいかもしれません。

逆に入学金を気にしすぎてたくさん積立てると、残りの3年間は多く支給されすぎるか、積立て自体が大変になってしまいます。ただこれは裏を返せばメリットです。

将来子どもがどのような進路に進むか、想定は出来ても断定は出来ません。

大学に入学して一安心かと思いきや、急に辞めて留学するかもしれません。

そういった時に、2年目以降は基準保険金額の50%が支給される商品の場合、子どもに進路を諦めてもらわなければいけなくなってしまいます。

毎年同じ金額を受取れれば、急な進路変更にも対応することが出来るのです。

④最大300万円までしか積立てられない

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、基準保険金額75万円までの設定しかできません。

つまり、75万円を4年間毎年受取った場合、最大300万円までしか積立てることができません。

加えて子ども1人に1契約しかできないので、より多く積立てたい人にとってはちょっと残念なこと。

しかし、余力がある人は全期前納などでより返戻率をあげたり、老後の貯蓄をしたり、方法は色々あります。

必ずしも学資保険に全力を注がなくてもいいのです。

保険料が支払えない時

払込猶予期間

もし保険料が支払えない時、下表21の様に払込回数によって猶予期間が異なります。

 

表21 払込回数による猶予期間の違い

払込回数 猶予期間 【例】契約応当日が毎月10日で5月分未払い場合
月掛 翌月の1~末日まで 6月末日までが猶予期間、7月11日にて失効
半年掛 翌月1~翌々月の
契約応当日まで
7月10日までが猶予期間、翌日より契約が失効
年掛

上表21の猶予期間中に、滞ってしまった前月と当月分の保険料を、まとめて払い込む必要があります。

また、第1回の保険料が猶予期間内に払い込まれない場合は契約が「解除」。

第2回以降の保険料が払い込まれない場合は「失効」となります。

この猶予期間内に万が一死亡給付金を支払う事態になった場合、未払いの保険料を差引いた額が給付されます。

また保険料免除という事態になった場合、未払いの保険料が支払われれば、保険の契約が継続され子どもは予定していた「教育資金」を受け取ることが可能です。

2つの救済措置

①「基準保険金額」の減額

保険料の支払いが困難になった場合、次の2つの措置をとって、契約を出来るだけ継続させることができます。

1つめは「基準保険金額」の減額。

結果的に返戻率は下がって、保険料は割高になってしまいますが、今後も払い続けられる金額かどうか、今一度見直す必要があるのではないでしょうか。

減額した場合、減額分だけ解約したものとみなし、返戻金があれば受け取ることもできます。

②「自動振替貸付制度」の利用

もう1つは「自動振替貸付制度」の利用。

「自動振替貸付制度」とは保険料の支払が困難な時、返戻金の範囲内であれば契約者に「貸付」という形で、自動的に保険料に充当してくれる制度のことです。

ただしこの制度は保険料が第2回目以降に限り、契約者が希望しない場合は実行されません。

自動振替貸付制度の利率は「主な利率一覧について」で公表されていて、下表22のように契約日によって利息が異なります。

 

表22 明治安田生命貸付金利率

契約日 利率
2013年4月2日 年2.15%
2004年1月2日~2013年4月1日 年2.50%
2001年10月2日~2004年1月1日

※旧明治生命における契約

年4.00%

上表22より、年々金利は下がっているので、負担は余り大きくなさそうです。

緊急事態で保険料が支払えない時、自動貸付制度を利用してみるのもいいかもしれませんね。

契約の復活

第2回以降の保険料が滞ってしまい、契約が「失効」となった場合、3年以内に申し出があれば契約を復活させることが可能です。

復活する場合は改めて職業と健康状態の告示をする必要があり、健康状態によっては復活できない場合もあります。

また、告示内容によっては検査を必要とする場合も。

告示と延滞した保険料とその利息分の払込が完了すると、契約上の保障が開始されます。

返戻金

解約した時や、契約が「失効」になった時、「返戻金」を受取れる場合があります。

契約していた期間にもよりますが、多くの場合「返戻金」は払込保険料の合計より少ない金額です。

また明治安田生命では、返戻金の額は死亡給付金額が上限となっています。

「契約者貸付制度」でお金を借りられる

「契約者貸付制度」とは?

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、「契約者貸付制度」を利用することができます。

「契約者貸付制度」とは、積立てている教育資金の返戻金の範囲内であれば、明治安田生命所定の利息で契約者に資金を貸してくれるという制度のこと。

明治安田生命では、「契約者貸付制度」に下表23のような決まりがあります。

 

表23 明治安田生命「契約者貸付制度」

貸付金額 1,000円以上、返戻金の90%まで(既に保険料が払い込まれている場合は80%)
利率 自動貸付と同じ。最新は年2.15%。
返済方法 一部返済、全額返済どちらも可能。
清算 教育資金・満期保険金・死亡給付金・返戻金を支払う場合、貸付金の利子合計額が差し引かれ精算される。

上表23より、利率は自動貸付と同じで、経済や社会情勢等によって変更されることがあります。

その都度ホームページで確認できるので、借りたいときはチェックしてみてください。

仮に2020年3月に契約した場合年2.15%になるので、10万円借りたとしても利息分は2,150円です。

一方で同時期の「アイフルキャッシングローン」では年間実質利率は3.00~18.00%でした。

キャッシングローンは各社キャンペーン等を行っていて、返済期間によっては利息なしということ場合もあります。

一概にはいえませんが利率だけでみると、お金を借りたいときはキャッシングローンより契約者貸付を利用した方が、利息分を抑えることが可能です。

手続き方法は3つ

契約者貸付の手続きは①インターネット・②担当者・③コミュニケーションセンターの3つです。

①インターネットの場合は、マイページにログインすれば手続きができます。

②・③の場合は「請求書」が送られてくるので、必要事項に記入して返送すれば、手続きが完了です。

後日契約者が指定した口座に、貸付金が振り込まれていることを確認してください。

チャットボットで問い合わせ

明治安田生命では、保険を検討している人向けにチャットボットでの問い合わせができます。

受付は月曜~金曜の9:00~18:00まで。

祝日や年末年始は除きます。

問い合わせ内容によっては電話での対応に切り替わることもありますが、「1つだけ分からない」や「電話が苦手」という人にとってはありがたいサービスです。

いつでも気軽に相談することができます。

まとめ

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、高返戻率で貯蓄性重視の人にピッタリな商品。

プランはシンプルに1つのみで、18歳以降4年間毎年同じ額の教育資金を受け取ることができます。

満期は21歳で、払込期間は10歳か15歳までのどちらか。

払込期間を短くしたり、基準保険金額を75万円以上にするとさらに返戻率は上がります。

医療保障や育英年金制度はありませんが、万が一親が死亡や高度の障害状態になった場合、保険料の支払いが免除。

残された家族は、予定通りの教育資金が受け取れます。

配当金制度をなくすことによって、高返戻率を実現させた商品です。

「明治安田生命」は130年以上続く大手の保険会社。

支払い余力も十分にあり、外部機関からの評価も高いので、安心して大事な資金を貯蓄することができます。

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