子育てにかかる費用 徹底解説、シミュレーションします

子どもが生まれて喜びに包まれる家庭。

お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん

みんなの笑顔に見守られる我が家のアイドル。

大事な我が家のアイドルを育てていくには。

「子育て費用」がかかります。

先輩ママさんの話を聞いていると。

「子どもにお金がかかって私の洋服なんて買えないのよー」

とか

「習い事を複数させたいけど結構月謝が高くて。」

とか

「息子が大学に行くからパート掛け持ちしてやっとよー。」

とか

子どものお金にまつわる厳しさ、大変さをよく聞きます。

かわいい我が子にはアレもしてあげたい、コレもしてあげたい。

って思いますよね。

さて。

子どもが大学を卒業するまでの「子育て費用」っていったい

いくらくらいかかるのでしょうか?

一説によると。

子ども1人育てるのに1,000万円はかかるとか聞いたことがあるけれど?

えー、1,000万円って言われてもピンとこないワ。

確かに。

漠然としすぎててよく分からないですよね。

それぞれのステージでこれだけかかる。

という具体的な事が知りたいですよね。

そこで。

次のことをお伝えして行きたいと思います。

  1. 子育て費用って?
  2. 教育費用はどのくらいかかる?保育園~大学まで
  3. 養育費用はどのくらいかかる?生まれてから22歳まで
  4. 子育て費用に充てたい手当について
  5. 子育て費用シミュレーション
  6. 教育資金の準備方法

子どもが生まれたばかりだからまだ早いわ。

なんて思わないでくださいね。

最後まで読めば、スグ、行動に移したくなります。

「善は急げ!」です。

どうぞ読んでみてください。

子育て費用とは

子育て費用にはどんなものがあるでしょうか?

学校に行く費用や着る物・食べる物・病院代etc

あと何があったかな?

と思った方のために。

子育て費用を分類すると次の13に分けられます。

  1. 衣類・服飾雑貨費
  2. 食費
  3. 生活用品費
  4. 医療費
  5. 保育費
  6. 学校教育費
  7. 学校外教育費
  8. 学校外活動費
  9. 子どもの携帯電話料金
  10. おこづかい
  11. お祝い行事関係費
  12. 子どものための預貯金・保険
  13. レジャー・旅行費

参考サイト→インターネットによる子育て費用に関する調査 報告書/内閣府

うわぁ、言われて見ればそうだわ。

こんなにいろいろかかってるのねと思われたかもしれませんね。

13のうち、内容が分かりにくいものをいくつか説明します。

  • 5.保育費
    ・・・保育所・幼稚園の入園費用・保育料・月謝・給食費・行事・教材費・一時保育料(ベビーシッター代など)小学生になると「学童保育費」

 

  • 6.学校教育費
    ・・・国立・私立学校の入学初期費用・授業料・寄付金・給食費・学級費・生徒会費・PTA会費
    修学旅行・林間・臨海学校・遠足費用
    課外クラブ活動費 制服・通学用品費 通学交通費
    学校教材費

 

  • 7.学校外教育費・・・家庭内学習用図書費・学習塾費・通信教育・教材学習費
    家庭教師料・その他

 

  • 8.学校外活動費・・・学習塾以外の習い事の月謝・習い事の用具・用品費
    検定費用・発表会・試合費用・その他
    子どもの短期留学・ホームスティ費用

5の「保育費」には小学校に入ってからの「学童保育費」も入ります。

6の「学校教育費」7の「学校外教育費」8の「学校外活動費」の区別が

ちょっと分かりづらいと思いましたので書いてみました。

学校外で勉強に直接関わりのある物が「学校外教育費」

学校外で勉強に直接関わらない習い事関係が「学校外活動費」となります。

なお。

後ほどグラフ等を使って説明する「学校外活動費」の数値には「学校外教育費」も

含んでおり、「補助教育費」として説明しますのでご了承ください。

そして。

子育て費用の分類で驚いたのが「子どもの携帯電話料金」が項目にあることです。

大人の家計簿には「通信費」として携帯電話代が結構な負担になっていることがありますが。

小・中学生の子育て費用にも「携帯電話代」が入っているのは現代だなあという感じがします。

中学生になると年に1万円、中学3年生になると年に3万円にもなります。

11のお祝い行事関係は、生まれてすぐの内祝い(出産祝い返し)お宮参り費用から

入園・入学・卒園・卒業祝い。

誕生祝い 季節行事(七五三など)など、さまざまなことでお金は出ていきます。

レジャーなどの楽しみと共に、楽しむための費用も確保していかないといけませんね。

子育て費用の分類を見て、こんなにたくさんあるんだ!

と、ビックリされたかもしれません。

教育費用と養育費用

子育てにかかるさまざまな費用を一般的には「養育費」と言いますよね。

離婚した時に「養育費を請求!」となると、子育てにかかる費用全般の事を指します。

でも。

ここではそうではなくて。

養育費を2つに分けたいと思います。

教育にかかる費用を「教育費用」

教育以外にかかる費用(生活するために必要な費用)「養育費用」

「教育費」「養育費」2つで説明していきたいと思います。

幼稚園から大学までの教育費用

それでは、幼稚園・保育園から大学までの教育費用を分けてお伝えします。

国公立・私立とに分けて比較。

費目は「学校教育費」「給食費」「学校外活動費」に分類しています。

データは文部科学省の平成30年度「子どもの学習費調査」から抜粋。

保育園・幼稚園

 公立幼稚園 私立幼稚園
学校教育費 120,738円  331,378円
給食費  19,014円 30,880円
学校外活動費    83,895円 165,658円
1年間合計 223,647円 527,916円
3年間合計(3歳~5歳) 649,088円 1,584,777円

参考サイト→平成30年度子どもの学習費調査の結果/文部科学省

どの項目も私立がかなり多い金額になっています。

内訳では。

<学校教育費>

授業料が公立・私立共に一番多く公立約55% 、私立は60%以上となっています。

<学校外活動費>

「スポーツ・レクリエーション活動」が公立・私立共に一番多い。

小さなうちはスポーツやレクリエーションに時間もお金も使っているようです。

また、私立では「補助学習費」が多い。

補助学習費とは。

自宅学習や学習塾・家庭教師など学校の勉強の補助となるものの事。

私立幼稚園の子どもは。

小さな頃から塾や通信教育・家庭教師などで勉強をさせている家庭が多いことが

分かります。

3年間の合計でみると。

公立幼稚園 約65万円

私立幼稚園 約158万円。

私立は公立の約2.4倍となっています。

小学校

 公立小学校 私立小学校
学校教育費 63,102円 904,164円
給食費 43,728円  47,638円
学校外活動費 214,451円 646,889円
1年間合計 321,281円 1,598,691円
6年間合計(1年~6年生) 1,926,809円 9,592,145円

参考サイト→子どもの学習費調査の結果/文部科学省

小学校に入ると。

幼稚園時よりも費用は多くかかります。

<学校教育費>

私立に行くと授業料が大きい。

学校教育費90万円のうちの48万円(約53%)が授業料になっています。

公立の場合は授業料がないので金額的に全然違いますね。

義務教育のありがたさというか。

全てが私立に行かないといけないとすると。

48万円の授業料、月にして4万円もの負担が親にかかってくる訳ですから!

心して勉強に勤しんでもらいたいなと。

ふと、そんな事を考えさせられるグラフでもありました。

一方、公立は「図書・学用品・実習材料費等」が31%ともっとも多くなっています。

小学校に入ると、ランドセルや机、いろいろな教材や本類などが必要となってくるのが

分かります。

<学校外活動費>

公立・私立共に「補助学習費」が最も多い。

特に私立では。

補助学習費が35%。

学校の授業の他に学習塾や家庭教師など、勉強にかける費用が大きいです。

6年間の合計で見ると。

公立小学校 約193万円

私立小学校 約959万円

私立は公立の約5倍もの金額が必要となります。

パパ・ママ、頑張らないと!ですね。

中学校

 公立中学校 私立中学校
学校教育費 138,961円 1,071,438円
給食費 42,945円 3,731円
学校外活動費 306,491円 331,264円
1年間合計 488,397円  1,406,433円
3年間合計(1年~3年生) 1,462,113円 4,217,172円

参考サイト→子どもの学習費調査の結果/文部科学省

中学校になると。

公立と私立の差は「学校教育費」が大きい。

<学校教育費>

公立の学校教育費は1年で約14万円に対し、私立は約107万円。

実に7.6倍!

私立の学校教育費で大きく占めているのが授業料の約43万円。

学校教育費の40%を占めていて最も大きな支出となっています。

<給食費>

どの数値も公立が少ないと思っていましたが。

給食費は1年間で公立は約4.3万円、私立は約4千円と公立が10倍でした。

中学に入ると、私立は給食ではない学校が多いということですね。

そうすると、私立の子どもは給食費がない分、食費が多くなることになりますね。

年に4.3万円の給食費。

月に直すと4.3万円÷12=3,580円

1日だと 3,580円÷20日=180円

栄養のある給食は1食当たり180円で食べられているのですね。

ありがたい!公立中学校。

とまたしても思ってしまいました。

しっかり感謝して食べましょうね。

<学校外活動費>

学校外活動費を見て、おや?と思いました。

小学校の時は私立が圧倒的に多かった(約3倍)でした。

しかし。

中学校になると。

公立 306,491円  私立 331,264円とほとんど差がなくなっています。

特に私立の場合。

小学校の時の約50%の金額になっています。

どういう事か。

中学校に入ると、公立の子どももほとんど学習塾通いをはじめていることが分かります。

そして私立の子どもは同じくらいの学習塾に通っています。

小学校の時よりも金額は減っています。

そして、習い事は30%の金額に減っています。

授業料を外して考えると。

中学生になると、公立も私立も幼稚園や小学校ほどの差はなくなっています。

公立の子どもも勉強に掛けるお金が多くなっていますね。

3年間の合計で

公立中学校は 約146万円

私立中学校は 約422万円

いよいよ受験体制に入るというわけです。

高校

 公立高校 私立高校
学校教育費 280,487円 719,051円
給食費                      0円 0円
学校外活動費 176,893円 250,860円
1年間合計 457,380円 969,911円
3年間合計(1年~3年生) 1,372,072円 2,904,230円

参考サイト→子どもの学習費調査の結果/文部科学省

高校に入ると。

公立も授業料がかかりますので、学校教育費は多くなります。

一方で学校外活動費が減ります。

<学校教育費>

学校教育費の中で私立はやはり「授業料」が一番多く32%。

寄付金などがあるので「学校納付金等」も30%と多いですね。

公立は初めて授業料を支払うことになりますが。

それでも年に2万5千円くらいで済みます。

私立の23万円と比べると約10分の1。

公立に入ると親孝行、なんて言われたものですが思わずナットクの数字です。

<学校外活動費>

高校に入っても、学校外活動費の中で「補助学習費」の割合が公立・私立共に高いです。

しかし。

中学の時と比べてみると。

減っています。

全体の学校外活動費も減っています。

塾や習い事が中学と比べると減っているようですね。

大学

大学になると。

国公立・私立文系・私立理系によって教育費に違いが出てきます。

大学で必要になるのは主に次の2つです。

  1. 「入学費」
  2. 「在学費」4年間

2つについて見ていきましょう。

1.「入学費」

大学の「入学費用」とは次の3つです。

  1. 受験費用
  2. 学校納付金
  3. 入学しなかった学校への納付金

次のグラフをご覧ください。

<大学の入学費用>

4年大学の平均が88.4万円です。

グラフには私立短大が入っていますが、4年大学の平均となっています。

国公立大学 80.1万円

私立大学文系 90.4万円

私立大学理系 85.5万円です。

国立と私立ともっと差がつくのかな?と思っていたのですが。

さほどでもありませんでした。

何故でしょうか?

「入学しなかった学校への納付金」があります。

国公立大学へ入学を決めた人は。

私立大学への納付金が多いです。

金額は12.8万円。

いわゆる「滑り止め」や複数受験した場合の納付金ですね。

私立へ入学した人よりも納付金が多くなっているため、金額にさほど差がつかなかったと

思われます。

2.「在学費」4年間

大学の「在学費用」とは次の2つです。

  1. 学校教育費(授業料・通学費・教科書代など)
  2. 家庭教育費(塾の月謝・おけいこごとの費用など)

次のグラフをご覧ください。

<大学の在学費用>

4年大学の平均は156万円です。

国公立大学  114.8万円

私立大学文系 160.1万円

私立大学理系 185.3万円です。

私立大学理系の人が一番多くなっています。

大学入学から卒業までに必要な費用を一覧表にまとめてみました。

<大学入学から卒業までの入学費・在学費>

国公立 私立文系 私立理系
入学費 80.1万円 90.4万円 85.5万円

在学費4年間

(上記数字✕4)

459.2万円 640.4万円 741.2万円
合計(4年間) 539.3万円 730.8万円 826.7万円

参考サイト→教育費に関する調査結果/日本制作金融公庫(2019年)

やはり、私立理系が一番多く掛かることが分かります。

教育費合計額は少なくても1,000万円!!

教育費について、保育園・幼稚園~大学まで見てきました。

一番少ない金額だといくらになるでしょうか?

保育園・幼稚園から大学まで全て「国公立」に行った場合になります。

計算してみましょう。

 学  校 教 育 費
公立幼稚園(3年間) 649,088円
公立小学校(6年間)     1,926,809円
公立中学校(3年間) 1,462,113円
公立高校(3年間) 1,372,072円
国公立大学(4年間) 5,393,000円
合  計 10,803,082円

ご覧の通り。

一番少ない金額でも大学までのトータルの教育費は約1,000万円!になります。

今まで人から見聞きしていて「1,000万円はかかるらしいよ。」と聞いていた内容が

ここではっきりとしたかもしれませんね。

1,000万円のうちの半分は大学4年間の費用になっています。

やはり、大学に行くためには教育費の準備をしっかりしなければいけない。

ということになります。

私立と公立で大きな差がある

それでは。

今度は一番お金が掛かる「全て私立(大学は私立理系)」の場合で計算してみましょう。

 学  校 教 育 費
私立幼稚園(3年間)  1,584,777円
私立小学校(6年間)  9,592,145円
私立中学校(3年間) 4,217,172円
私立高校(3年間) 2,904,230円
私立理系大学(4年間) 8,267,000円
合  計 26,565,324円

全て私立にすると。

ナント!

2,650万円も掛かることになります。

国公立と比べて2.6倍です。

大学を比べてみると。

私立の方が約300万円多く掛かっています。

特筆すべきは小学校です。

公立の場合は約190万円に対して。

私立の場合は約960万円も掛かっています。

小学校だけで実に770万円もの差があります。

全部私立に入れるというのはとてもお金が掛かりますね。

ですから。

全部ではなくて。

小学校までは公立で。

中学校からは私立へ。

など、考えて行く事も必要でしょう。

もちろん、子どもの学力や入試結果によって思う通りに行かないこともあるでしょう。

そんな時のためにも。

しっかりと教育資金は準備しておきたいものですね。

のちほど詳しくシミュレーションしますので参考にしてくださいね。

生まれてから22歳までの養育費用

上記で教育費がいくら掛かるか分かりました。

国公立と私立では金額に大きな差があることも分かりました。

いずれにしても大きな金額が掛かりますね。

でも。

子育て費用は教育費の他にもうひとつ、大事な物がありました。

「養育費」です。

子育てするにあたって。

教育費以外にも生活していく上での全般の費用がかかります。

養育費は。

教育費のように小学校でいくら、中学校でいくら、私立では?公立では?

と細かく算出した教育費とは違って、毎年変わってくるというよりは。

多い年があったり少ない年があったり。

ライフプランによって変わってきますね。

ですから、トータル的に見ると。

家計費で行ったら「固定費」的な考え方で良いかと思います。

養育費は「生活にかかる費用」です。

だとすれば。

教育費のようにしっかりと計画的に貯めて行くというよりは。

毎月の家計費の中でやりくりして捻出して行くように考えていきましょう。

そうすれば、毎月の給料あるいはボーナスの中から支出していけますね。

それでは詳しく年代別(学年別)に養育費がいくらかかるかを見て行きましょう。

金額は1年間の金額です。

赤ちゃん時代(0~2歳)

<赤ちゃん時代の養育費一覧>

衣類・服飾雑貨費 68,754
食費 166,387
生活用品費 149,425
医療費

 11,867

 

保育費

 62,790

 

子どもの携帯電話料金  21
おこづかい 487
お祝い行事関係費  59,882
子どものための預貯金・保険  199,402
レジャー・旅行費 97,127
合   計   816,142

参考サイト→平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査/内閣府

(1)就学区分別に集計した第1子1人当たりの費目別年間子育て費用額

赤ちゃんはやはり生まれてすぐ0歳の時に「衣類服飾雑貨品」がかかります。

平均で68,754円になっていますが、0歳の時は88,513円になっています。

全てが新しい物を買わないといけないですので、身の回り品も多くなっています。

また、生活用品費も0歳では222,491円と多いです。

これはベビーカーやベビーベッドなどの家具代が大きいでしょう。

生まれた時は、何かと物入りになりますね。

0歳~2歳では。

平均で約81万円となっています。

3歳~未就学時期

<3歳~未就学時期の養育費一覧>

衣類・服飾雑貨費 66,462
食 費 224,627
生活用品費 92,522
医療費 13,462
保育費 379,407
子どもの携帯電話料金 127
おこづかい  1,318
お祝い行事関係費 41,066
子どものための預貯金・保険 187,212
レジャー・旅行費 136,383
合   計 1,142,586

参考サイト→平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査/内閣府

(1)就学区分別に集計した第1子1人当たりの費目別年間子育て費用額

赤ちゃん時代の食費より増えました。

166,387円→224,627円

大きく成長してきていることを実感しますね。

合計で 年間約114.2万円と増えました。

上記で書いた通り、保育費の分が大きかったです。

ママが家にいて子どもと一緒に過ごしている家庭。

おじいちゃんおばあちゃんが面倒を見てくれている家庭は保育費が「0」になります。

家庭環境によって金額が大きく変わる部分ですね。

■小学生

<小学生の養育費一覧>

衣類・服飾雑貨費 68,970
食 費 278,294
生活用品費 83,419
医療費 21,791
保育費 19,268
子どもの携帯電話料金  3,823
おこづかい 9,605
お祝い行事関係費 31,974
子どものための預貯金・保険 163,037
レジャー・旅行費 167,044
合   計 847,225

参考サイト→平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査/内閣府

(1)就学区分別に集計した第1子1人当たりの費目別年間子育て費用額

小学生になると食費が増えてきています。

よく食べる。

良いことです!

保育費の19,268円は学童保育に通っている金額です。

合計で 約84万円。

未就学時よりも減っています。

保育園や幼稚園に通う時と違い、義務教育なので保育費などがかからないことが大きいです。

中学生

<中学生の養育費一覧>

衣類・服飾雑貨費  76,507
食 費 356,663
生活用品費 97,139
医療費 22,624
保育費 0
子どもの携帯電話料金 23,453
おこづかい 39,022
お祝い行事関係費 33,539
子どものための預貯金・保険 179,910
レジャー・旅行費 146,710
合   計 975,567

参考サイト→平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査/内閣府

(1)就学区分別に集計した第1子1人当たりの費目別年間子育て費用額

中学生になると、食費がさらに増えます。

まさに食べ盛り!

赤ちゃん時代と比べると。

166,387円→ 356,663円と 約2.1倍になっています。

携帯電話代も、中学生になると23,453円。

月にして約2,000円です。

家族割などを使っていると思いますが、立派な大人並みの料金です。

使いすぎないように親がしっかり管理しましょう。

おこづかいも、グンと伸びます。

39,022円。

携帯電話もそうですが、中学生は親離れの時期。

どんどん1人で行動する時なのでお金もその分かかってきますね。

合計で約97万円となります。

高校生・大学生

内閣府のデータは義務教育の分のみ記されています。

高校・大学生の分は、2006.7.2朝日新聞31面の数値を参考にしました。

<養育費・高校生>

高校1年 66万円 高校2年 65万円  高校3年 65万円

 

<養育費・大学生>

大学1年 99万円 大学2年 99万円  大学3年 99万円 大学4年 99万円

 

内訳は残念ながら分からないので、大学生の場合、どこまでの金額が入っているのかは

不明です。

養育費合計額は1,640万円!

生まれてから22歳までの養育費用はいくらになるのでしょうか。

2005年AIU保険の「現代子育て経済考2005」のデータが非常に分かりやすい

データでしたので参考にしてお知らせします。

<基本的養育費>

・出産・育児費用 91万円
・22年間の食費  671万円
・22年間の医療費 141万円
・22年間の保健医療・理容美容費 193万円
・22年間のおこづかい費 451万円
・こどもの指摘所有物代 93万円
<基本的養育費合計 1,640万円>

 

参考サイト→AIUの現代子育て経済考2005

      経済設計のための統計参考資料(5)「子育て費用」/AIU保険

データの取り方によって差は出るかと思いますが。

養育費をザッと計算すると。

子どもを一人前に育てあげるまで、約1,640万円もかかるのですね。

しかも。

大学に入った時に、家から通えない人は「アパート代」などもさらに加算されていきます。

日本制作金融公庫のデータによると。

自宅外から通学する人は 28.3%もいるそうです。

自宅外からだとアパートを借りることになります。

するとアパートの敷金や家財道具も揃えないといけなくなります。

平均で37.4万円となっています。

自宅外通学の子どもへの仕送りの平均額は年間90万円。

入学費用の他に掛かる費用も膨らんでいきます。

参考サイト→3.自宅外通学にかかる費用/日本制作金融公庫

子育て費用に充てたい手当て

子育て費用について「教育費」「養育費」に分けて見てきました。

随分かかるものだなと実感したかと思います。

全部準備するにはとっても大変と感じたと思います。

しかし。

全額準備する必要はありません。

子育て費用を捻出するにあたり次の手当があります。

  1. 児童手当
  2. 補助金

説明していきます。

児童手当

児童手当は中学校卒業までの子どものいる人に支給されます。

支給額は次の通り。

子どもの年齢 児童手当の額(一人あたり月額)
3歳未満 一律15,000円

3歳以上

小学校修了前

10,000円

(第3子以降は15,000円)

中学生 一律10,000円

参考サイト→児童手当制度のご案内/内閣府

3歳未満の子どもがいる人には15,000円が。

3歳以上~小学生までは10,000円が。
(3人以上子どもがいる人は3人目から15,000円)

中学生の子どもがいる人は10,000円。

義務教育終了後まで受け取ることができます。

年に3回受け取れます。

毎年6月・10月・2月に、4か月分ずつ支給。

例えば6月支給分は2~5月分と後払いになります。

教育資金のために貯蓄などしてしっかりと貯めておきましょう。

なお。

所得が所得制限限度額以上の人は。

特例給付として月額5,000円の支給となります。

補助金

児童手当の他に。

自治体によっては補助金の制度を行っているケースがあります。

・子どもの医療費自己負担分の助成

例:東京都港区

中学校を卒業するまでの子どもの医療費の自己負担分を助成。

・子育て給付金・支援金・助成金

例・東京都江戸川区

「乳児養育手当」という独自の制度あり。

満1歳になる前日まで申し込むと、毎年1回誕生月に13,000円、

最大12回まで支給あり。

例:福島市

「福島市子育て世帯応援に係る手当」あり。

中学三年生までの子ども1人当たりに年額1万円を支給する。

こういう制度が各自治体で行われているところがあります。

大変助かりますよね。

それぞれ自治体ごとに異なりますので、アナタの自治体に確認をしてみてください。

子育て費用シミュレーション

それでは今までお伝えしてきた事をもとにして。

生まれてから22歳までの「子育て費用」のシミュレーションをしてみましょう。

<子育て費用シミュレーション>

※子育て費用=「教育費」プラス「養育費」で計算

※「養育費」はAIU保険で試算した「1,640万円」を使用。                       (単位 万円)

幼稚園 小学校 中学校 高校 大学 養育費 教育費 合計
幼稚園~高校まで全て国公立の場合
国公立 国公立 1,640 1,080.3 2,720.3
国公立 私立文系 1,271.8 2,911.8
国公立 私立理系 1,367.7 3,007.7
小学校~高校まで公立の場合
私立 国公立 国公立 1,640 1,173.9 2,813.9
私立 国公立 私立文系 1,365.4 3,005.4
私立 国公立 私立理系 1,461.3 3,101.3
幼稚園~中学校まで公立の場合
国公立 私立 国公立 1,640 1,233.5 2,873.5
国公立 私立 私立文系 1,425.0 3,065.0
国公立 私立 私立理系 1,520.9 3,160.9
小学校・中学校が公立の場合
私立 国公立 私立 国公立 1,640 1,327.1 2,967.1
私立 国公立 私立 私立文系 1,518.6 3,158.6
私立 国公立 私立 私立理系 1,614.5 3.254.5
小学校が公立の場合
私立 国公立 私立 国公立 1,640 1,602.6 3,242.6
私立 国公立 私立 私立文系 1,794.1 3,434.1
私立 国公立 私立 私立理系 1,890.0 3,530.0
幼稚園・小学校が公立の場合
国公立 私立 国公立 1,640 1,509.0  3,149.0
国公立 私立 私立文系 1,700.5 3,340.5
国公立 私立 私立理系 1,796.4 3,436.4
幼稚園~高校まで全て私立の場合
私立 国公立 1,640 2,369.1 4,009.1
私立 私立文系 2,560.6 4,200.6
私立 私立理系 2,656.5 4,296.5

参考サイト①→ 平成30年度子供の学習費調査の結果について/文部科学省

参考サイト②→平成 30 年度「教育費負担の実態調査結果」/日本政策金融公庫

参考サイト③→ AIUの現代子育て経済考2005

        経済設計のための統計参考資料(5)「子育て費用」/AIU保険

・幼稚園・小学校・中学校・高校を<国公立>にするか<私立>にするかの7つの
組み合わせ

・それに大学<国公立><私立文系><私立理系>の3種類の組み合わせ

計21通りの組み合わせでシミュレーションしました。

一番金額が少ないのが

幼稚園~大学まで全て国公立へ行った場合で 2,720.3万円

一番金額が多いのが

幼稚園~大学まで全て私立へ行った場合で 4,296.5万円

両者の差が、1,576万円にもなります。

ご家庭の家計の事情なども考えて、国公立はどの学年で、私立はどの学年で。

子どもの学力にもよりますし、地域によっても国公立にするか私立にするか違いはあります。

私立に通わせるタイミングなど、よく考える必要があるので是非、参考にしてください。

教育費はどうやって準備していくべきか

子どもが生まれてから大学を卒業するまで。

順調に行っても22年かかります。

養育費は生活全般の費用になりますので、毎月の給料やボーナスの中での

準備になるかと思われます。

一方、教育費は幼稚園~大学まで国公立・私立のさまざまな組み合わせはありますが

1,000万~2,600万円ものお金が必要になります。

どのようにして教育費を準備したら良いのでしょうか。

次の3つをお伝えしたいと思います。

  1. 計画的な貯蓄
  2. 効率的な学資保険
  3. 奨学金

ひとつずつ説明します。

1.計画的な貯蓄

コツコツと貯蓄をしていく方法です。

①銀行の自動積立預金・ゆうちょの積立貯金

毎月一定額を積み立てていきますから確実に貯めることができます。

普通預金に入れておくよりは下ろしづらいですが、解約しても損はしないので

つい解約してしまわないように注意はしてください。

元本は100%保障されていますから安心ですね。

②会社の財形貯蓄

会社で財形を取り扱っている場合。

財形貯蓄も良いでしょう。

給与から自動天引きされますので、強制的に貯めやすいです。

元本割れもしませんので安心です。

確実に貯める方法として魅力があります。

利率は低いですので、利息は期待しないでください。

2.効率的な学資保険

教育資金を貯める目的で一番人気があるのが「学資保険」です。

学資保険のメリットは。

  1. 簡単に下ろせず、強制的に引き去りされるので貯めやすい。
  2. 貯蓄以外に、契約者(親)に万一のことがあった場合には契約者の保障がついている。(保険料払込免除となるなど。)
  3. 保険会社によっては返戻率が高く、貯蓄よりもオトクな学資保険がある。

人間って弱いもので、すぐ下ろせると思うとつい下ろしてしまいがちですが。

保険のように長期的な契約になり、途中で下ろすとソンになるものは頑張って続けようとします。

この強制力が学資保険にはあります。

一番お金のかかる大学入学の時期まで下ろさずに掛けていると。

保険会社によっては返戻率が高くて貯蓄よりオトクになる学資保険があります。

また、親の保障がついていることも学資保険の魅力になっています。

親に万一の事があった時に保険料を支払わなくても祝金や満期金を受け取れると。

教育資金の準備が出来なくなる事がないのでありがたいですね。

複数の会社の学資保険を比較してアナタの希望にあった物を選ぶようにしましょう。

3.奨学金

上記方法などで自分で準備しても足りないケースも当然出てきます。

その場合。

奨学金を上手く利用することもできます。

奨学金にはさまざまな制度があります。

  1. 日本学生支援機構の奨学金
  2. 地方自治体の奨学金
  3. 民間企業の奨学金
  4. 新聞奨学生制度

ひとつずつ説明します。

1.日本学生支援機構の奨学金

一番有名な奨学金制度です。

利用者が一番多く「第一種」と「第二種」に分けられます。

第一種・・・無利子

第二種・・・有利子、ただし在学中は無利子

「第一種」は。

「成績が3.5以上」が条件ですが、無利子であるため希望者がとても多く

申請通過は難しいです。

融資額は月額5万円~6万円程度。

「第二種」は。

最大3%の利子つきで借りられます。

利用条件は、次の3つの条件のうち、1つ以上を満たしていることが条件。

  1. 高校の成績が平均以上
  2. 特定の優れた資質や能力を有する
  3. 学習意欲があり、確実に学業を終了する見込みがある

融資額は月額3万・5万・8万・10万・12万円の中からの選択になります。

利子がついていきますから融資額は慎重に選びましょう。

「入学時特別増額付与奨学金」あり。

第一種、第二種の奨学金利用者が追加で申し込むことができます。

入学初年度に限り最大50万円まで。

大学入学時が一番お金が掛かりますので助かりますね。

2.地方自治体の奨学金

各都道府県、市町村で儲けている奨学金の制度です。

上記の奨学金制度だけではまかないきれない場合もあるでしょう。

そんな時に併用して奨学金制度を受けることができます。

融資額は月2万~5万円。

3.民間企業の奨学金

一般企業でも奨学金制度を設けているところがあります。

企業により条件がさまざま。

返還不要の企業もあります。

社会貢献の意味合いがあります。

4.新聞奨学生制度

新聞配達をしながら奨学金をもらう制度です。

新聞配達をしながら大学へ通います。

奨学金の費用は新聞配達でのアルバイト料から支払われるので返済は不要。

寮があるので、生活費を抑えることが出来ます。

親のお金をあてにせず、自力で大学の学費を捻出しようとしているマジメで優秀な

学生が利用しています。

立派ですね。

子育て費用総額

以上、さまざまお伝えしてきましたが。

子育て費用総額は。

一番少なくて

幼稚園~大学まで全て国公立へ行った場合で 約2,720万円

一番多いのが

幼稚園~大学まで全て私立へ行った場合で 約4,290万円

となります。

さらに。

大学が私立理系でも、

私立の医科歯科薬科大学は6年

AIU保険の経済設計のための統計参考資料によると。

大学6年間の教育費は

薬科・・・1,070万円
医科・・・2,305万円
歯科・・・2,351万円

 

となります。

計算してみると。

全て私立の場合の子育て費用は。

<薬科大学>

高校までの教育費 1,829万円+薬科大学の教育費 1,070万円=2,899万円・・・22年間の教育費

養育費 1,640万円

合計で子育て費用は 約4,539万円

<医科大学>

高校までの教育費 1,829万円+医科大学の教育費 2,305万円=4,134万円・・・22年間の教育費

養育費 1,640万円

合計で子育て費用は 約5,774万円

<歯科大学>

高校までの教育費 1,829万円+歯科大学の教育費 2,351万円=4,180万円・・・22年間の教育費

養育費 1,640万円

合計で子育て費用は 約5,820万円

子どもをお医者さんにするには学費がかかると聞いていましたが。

確かに、最高で5,820万円という数字を見ると。

本当にたくさんお金がかかることが分かります。

子どもの進路はさまざまです。

進路が途中で変更になることもよくあることですが、

1,000万円から5,800万円まで子育て費用はかかるという事をお伝えします。

パパ・ママ、頑張らなくちゃ!ですね。

ここまで子育て費用についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

子育てにはお金がかかるんだよ。

大学まで行くと家が一軒建つくらいだよ。

という話を聞いたりしますが、今ひとつピンと来なかったかもしれません。

子育て費用には。

「教育費」と「養育費」の2つがあること。

「養育費」はいわゆる生活全般に必要な「固定費」の部分。

トータルで1,640万円かかるということ。

一方の「教育費」は、幼稚園から大学に行くまで私立か国公立かによって

1,080万円~2,650万円と金額に大きな幅があること。

さらに医学部へ行くと金額が大きく膨らみます。

この「教育費」と「養育費」を足したものが子育て費用だということが

理解できたと思います。

そして、

年代別(学年別)に必要な金額をそれぞれ計算しました。

大学4年間で掛かる教育費がいかに多いかも分かったことでしょう。

教育費を準備するために学資保険を利用する人が多いですが。

祝金を大学入学時にまとめて受け取るプランが何故人気が高いか。

実際に計算してみて分かったことでしょう。

多額の子育て費用ですが。

貯蓄や学資保険だけで足りない場合。

奨学金制度や手当・補助金なども上手く利用していけることも分かりました。

教育資金は少しでも早い時期から計画的に準備していく事をオススメします。

子どもの未来が輝やかしいものになりますように!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です